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天球儀の中で、何が計算されているか。

Orrery の画面の奥では、机に置く真鍮の天球儀と同じことが起きています。 歯車の代わりに、日付から角度を求める短い式が回っています。

日付から、惑星の角度を出す

惑星は太陽のまわりをほぼ一定の速さで回ります。基準の日(2000年1月1日)の角度に、 「1 日に進む角度 × 経過日数」を足すと、その日の位置が分かります。天球儀の腕が歯車で送られるのと同じ理屈です。

2026年9月29日の角度(太陽から見た黄経)
惑星1 日に進む角度今夜の角度
水星4.092°266.2°
金星1.602°351.6°
地球0.986°7.9°
火星0.524°74.3°
木星0.083°126.0°
土星0.033°16.6°

地球から見た向きに直す

空で見えるかどうかは、太陽から見た位置ではなく、地球から見た向きで決まります。 地球から太陽へ向かう線と、地球から惑星へ向かう線の開き(離角)が大きいほど、太陽が沈んだ暗い空に残ります。 今夜の土星は離角 170°。太陽のほぼ反対側にいるので、一晩中見えます。

空の暗さと、あなたの地平線で絞る

離角が 22° より小さい惑星は、夕焼けや朝焼けに紛れるので一覧から外します。 残った惑星について、あなたの緯度・経度で地平線からの高さを計算し、10° を超える時間帯を「見頃」とします。

最後に、雲の予報を重ねる

見頃の時間の雲量予報が 7 割を超える夜は、通知を出しません。 「計算上は見えるのに、外に出たら曇っていた」を減らすための、いちばん地味で、いちばん効く工程です。

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